世界文化遺産に指定された白川郷を有する飛騨で、
日本有数の豪雪地帯に建ち続けてきた、良質な民家の古材をご提供しております。
200坪の広い材木木場に、常時、数千本の豊富なストックを有し、専門のスタッフが水洗い・くぎ抜き・製材とお客様のご要望にタイムリーに対応しております。
30余年の古材取扱い実績は、数多くのお客様にご満足頂いております。
(何と言っても、対応が早いのです!)
古材の魅力の一つに、その深く濃い茶色の色合いがあります。
飛騨高山の古材は、赤松・杉・ヒノキ・ケヤキなどが中心であり、新しい木材はどちらかと言えば白に近い色をしています。
そんな木材がなぜあのような色に変化するのでしょうか。
それは煙とススの効果です。
戦前の古い家では食事の準備や暖をとるためなど、毎日家の中で火を燃やしていました。そのため室内に煙やススがたち、木をあのような深い色合いへと変化させたのです。ある意味で、あの色は煙とススによる汚れだとも言えます。
また、古材にはその家で暮らしていた人がつけたキズがあるものもあります。しかし、新しい素材では商品として致命的ともなるキズさえも、古材の場合は「時」を感じさせる味わいになるのです。
ここ数年「やすらぎ」や「リラックス」といった、心を落ちつかせる事物に注目が集まっています。例えばアロマテラピーであるとか、ヒーリングミュージックの流行などがそれです。
建築の分野にも同じ動きがあり、ほんの10年ほど前の好景気の頃には、とにかく目立つことがよしとされ、派手な外見や趣向を凝らした内装が話題を集め人を呼びました。
しかし、最近では、派手であることよりも落ちついた空間に人気が集中する傾向があります。その中で、特に安らぎやリラックスを生み出す素材として注目されているのが「古材」です。古材には新しい木では持ちえない暖かみや、長い時間人に使われてきたことによる味が出ています。
古材を使用することで、都会のど真ん中に田舎のような懐かしさや寛ぎの空間を演出することも可能です。
また、空間すべてを古材でまとめてアンティーク調にしてしまうのでなく、あえてコンクリートや鉄といった別の素材との組み合わせで、異空間的な演出をする店舗も見られます。
今後は使用法によって、古材の新しい可能性が広がっていきそうです。
古材を取り扱うのは簡単なことではありません。
古材は数に限りがあり、またすべて手作りのものだけに全く同じものを探すことは不可能です。実際に店舗の内装やインテリアとして古材を使おうと考えても、条件に適したものを入手するのは難しいのです。
その点、飛騨は昔から山林資源の豊富な木の国なので、その山林から取り出した木材をふんだんに利用した民家が多くありました。その民家一軒を取り壊して、柱や梁、床板等の古材から、箪笥やうす、いろりといった古民芸まで種々の部分を在庫して置いておき、常に需要に応じたものを提供しております。
山林資源の豊富な飛騨高山だからこそ、高品質で条件にあった古材を安定供給できるのです。
部材として古材・古民芸を販売するだけでなく、古い民家一軒をそのまま別の場所へ移築することも可能です。
その他、建具千本戸・板戸・帯戸・中スキ他
蔵戸格子・板
古民芸品タンス・火鉢・衝立・自在鍵・鉄瓶他・カウンター、いろり他